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天体写真と観測報告「水星と金星の会合(2011年11月15日)とおまけ」

夕方の西の空に見える水星と金星

 2011年11月中旬に、夕方の西の空に水星と金星が並んで見えていました。
 夕方に見える金星は「宵の明星」とも呼ばれて明るく輝いているので簡単に見つかりますが、水星はあまり明るくなく、また日の出前1時間か日没後1時間程度の短い時間しか見ることができないので、金星の様な目立つ星が目印にないと肉眼で探すことは難しいです。

  • 2011年11月15日
  • 200mm望遠レンズ+ニコンD7000
  • Photoshopで画像処理

望遠鏡で見た水星と金星 望遠鏡で見ても大気の揺らぎのため形がはっきり見えませんが、どちら同じように太陽に向いている右下側が光って見えます。
 また地面に近い所にあるので、空気がプリズムのような役目をして、虹のように色がついて見ます(「大気分光(たいきぶんこう)といいます」)。

  • 2011年11月15日
  • 90cm反射望遠鏡+ペンタックスK-100Dsuper
  • Photoshopで画像処理

東の木星と西の金星を魚眼レンズで納めました 同じころ、金星の反対側にあたる東の空には木星が見えています。空の離れた場所に明るい2つの惑星が見えるので、ぜひ両方とも見てあげてください。
(写真右側の山の上に見えるのが金星、左端が木星です)

  • 2011年11月16日
  • 8mm魚眼レンズ+ニコンD7000
  • Photoshopで画像処理