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    救急活動

    • 公開日:2022年11月18日
    • 更新日:2024年3月1日
    • ID:22719

    新着情報

    01月15日 救急に関するお知らせに「救急安心センターひめじ #7119(救急医療電話相談)」を掲載しました。 

    01月04日 統計を更新しました。

    12月07日 救急に関するお知らせに「しらさぎ賞の贈呈(通行人が飛び降り行為を見事制止)」を掲載しました。 

    12月01日 救急に関するお知らせに「しらさぎ賞の贈呈(中学生が用水路から高齢女性を救助)」を掲載しました。 

    11月22日 救急に関するお知らせに、「老人クラブ連合会の方を対象とした救急講習」を掲載しました。

    救急活動

    消防指令センターは119番通報を受信し、原則、救急現場に最も早く駆けつけられる救急隊を出場させます。出場指令を受けた各救急隊は、救急資器材を迅速・的確に活用し、傷病者に応急処置を施しながら医療機関まで搬送します。
    救急隊は、18隊で活動しており、救急要請に常時対応しています。
    令和5年の姫路市消防局管内救急発生件数は、過去最多の34,342件(姫路市32,105件、受託町2,237件)でした。1日平均94.1件、15分18秒に1件の割合で出場したことになります。

    救急統計
    過去10年間の救助出動の推移
    平成26年平成27年平成28年平成29年平成30年令和元年令和2年令和3年令和4年令和5年
    件数27,177件27,142件27,144件28,512件29,137件28,987件26,476件26,567件32,385件34,342件

    救急業務の高度化

    平成3年の救急救命士法等の制定による救急高度化に対応して、平成4年に初の救急救命士が誕生し、令和4年4月1日現在、135人となっています。
    平成5年に高規格救急車と高度救急資器材を配備し、運用を開始しました。

    高規格救急車

    派遣型救急ワークステーション

    平成28年4月から「派遣型救急ワークステーション」事業の運用を開始し、医療機関と救急隊との連携を充実・強化し、質の高い救急サービスの提供を目指しています。
    現在は、はりま姫路総合医療センターと姫路聖マリア病院で実施しています。

    救急搬送支援システム

    救急隊と病院が患者の受け入れ可能状況などをリアルタイムで共有できるシステムで、救急搬送時間の短縮に努めています。
    令和3年10月から本格運用を開始しています。

    救急搬送支援システム

    救急搬送支援システム 操作の様子

    救急搬送支援システム

    指令センターでも確認可能

    応急手当の普及啓発

    市民に対して応急手当普及員の養成、普及啓発用資器材の配備などを行い、自動体外式除細動器(AED)の使用方法を含めた「普通救命講習」等の講習会を行っています。
    救急患者の身近にいる市民等が素早い応急手当を行い、救急隊員そして医師へと救命リレーすることが、救命率をより向上させることに繋がります。

    応急手当の普及
    講習会実施状況(令和4年中)
    区分回数 人数 
    普通救命講習74 958
    その他の救命講習782,355

    PA出動

    直近の消防車を出動させ、救急隊が到着するまでの間、応急処置と情報収集を実施し、救命効果の向上と初動対応の迅速化を図るものです。
    現在、救急隊が現場到着までに時間を要する地域の3小学校区(大塩・的形・谷内)で、屋外で発生した救急事故及び屋内における重症以上の事故により、PA出動が必要と判断した事案を対象に運用しています。

    「Thanksカード」の配布

    平成28年9月9日から応急手当をして頂いた市民の方に「Thanksカード」を配布しています。
    感謝の気持を表すことはもちろん、応急手当に対する不安等にも対応するため、相談窓口も記載しています。

    サンクスカード 表面
    サンクスカード 裏面

    急病・救命救急

    救急に関するお知らせ

    救急安心センターひめじ #7119(救急医療電話相談)

    令和6年1月15日から救急安心センターひめじ(#7119)を開始しています。急な病気やケガをした時に、「救急車を呼んだ方がよいか」、「今すぐに病院に行った方がよいか」など判断に迷った際に、24時間365日体制で看護師等からアドバイスを受けることができる全年齢を対象とした電話相談窓口です。判断に迷った際は、ご利用ください。

    「しらさぎ賞」の贈呈(通行人が飛び降り行為を見事制止)

    令和5年12月7日に姫路東消防署にて「しらさぎ賞」の贈呈式を行いました。姫路市東郷町で発生した救助事案において、通行者であった3名が協力して要救助者の飛び降り行為を制止するとともに、交通量の多い国道での二次災害を防止してくださいました。発生時間は車両等の交通量が多く、要救助者が歩道橋から飛び降りた場合、本人の生命危険とともに、歩道橋下の国道を通行する車両による重大な二次被害が生じる可能性が高い状況でした。そのような中、付近を通りがかった3人が、飛び降り行為を制止。うち1人は、ゲートキーパーの研修を受けられていました。言わば「命の門番」により、尊い命が救われました。身を呈して行動した勇気ある姿は、市民の模範となるものです。その善行を称えるとともに、心より感謝申し上げます。

    しらさぎ賞の贈呈式
    功績のあった3人
    消防車前で記念撮影

    「しらさぎ賞」の贈呈(中学生が用水路から高齢女性を救助)

    令和5年11月28日に姫路東消防署にて「しらさぎ賞」の贈呈式を行いました。姫路市御国野町内の用水路で発生した救急事案において、中学生3人が協力して高齢者を引き上げるとともに、119番通報してくださいました。降雨により増水した用水路に転落した傷病者を、付近を通りかかった中学生が発見。1人の力では、傷病者とともに流される危険がある状態であったが、帰宅中の中学生2人と協力し、救出していただきました。救助が遅れれば、溺水による命の危険が推測される事案でした。若い中学生の勇気ある行動に感謝いたします。

    しらさぎ賞の贈呈式
    功績のあった中学生
    消防車前で記念撮影

    老人クラブ連合会の方を対象とした救急講習

    船津ふれあいの館で、老人クラブ連合会の方を対象とした救急講習を実施しました。当日は約60人の方に参加していただき、心肺蘇生法及びAEDの取り扱いについて体験して頂きました。その他、事故やケガに対する対処方法や、救急車を呼ぶときの注意点などについても説明し、受講者の皆さんは熱心に聞き入っていました。また、多くの質問を頂き、救急への関心や意識が非常に高いことが分かりました。これからの季節はどんどん寒くなって参りますので、体調にはくれぐれもお気を付けください!

    救急講習 概要説明
    模範演技を披露
    参加者が実施中

    救急車の適正利用と救急医療週間について

    救急医療週間の一環として大手前公園にて消防車両の展示を行い、救急車の適正利用について広報させていただきました。好天にも恵まれ、たくさんの方にご来場いただき、ありがとうございました。消防車両との記念撮影や見学、防火衣の着装体験を開催し、会場はたくさんの笑顔であふれていました。

    姫路市消防局において救急車出動件数は日々、増加傾向にあります。一分一秒を争う患者のもとにいち早く駆け付けるため、皆さんの笑顔を少しでも多く守るため、救急車の適正な利用をお願いいたします。


    救急フェア全景
    車両の展示
    救急車の乗車体験

    防災訓練で救急講習を指導(増位地区自主防災訓練)

    関東大震災から100年が経過、記憶・教訓を継承し、一人ひとりの防災意識の向上が図られることを目的に、増位地区自主防災組織が防災訓練を実施し、姫路東消防署増位出張所がAED救急体験を指導しました。住民の皆さんが真剣な眼差しで受講されていたのが凄く印象的でした。万が一、人が目の前で倒れるようなことがあった場合は、胸骨圧迫を行う勇気を持って頂きたいです!

    訓練風景
    救急講習 実技の説明
    救急講習 質問への対応

    消防吏員募集ポスター

    姫路市消防局では、毎年趣向を凝らした消防吏員募集ポスターを作成しています。今年は、世界一となったWORLD BASEBALL CLASSICで、世界一に導いた大谷翔平の名言「今日だけは憧れるのをやめましょう」を引用して作成しました。過去のポスターも工夫を凝らして作成していますので、ご覧ください。

    2023年の職員募集ポスター

    2023年

    2022年の職員募集ポスター

    2022年

    2021年の職員募集ポスター

    2021年

    2020年の職員募集ポスター

    2020年

    2019年の職員募集ポスター

    2019年

    2018年の職員募集ポスター

    2018年

    2017年の職員募集ポスター

    2017年

    2016年の職員募集ポスター

    2016年

    救急講習を実施(兵庫県立姫路聴覚特別支援学校)

    兵庫県立姫路聴覚特別支援学校で、先生を対象とした救急講習を行いました。当日は訓練人形を使用した心肺蘇生法の実技のほか、学校内で救急事故が発生した場合に、学校が定めた役割分担を基に、生徒の誘導、応急手当、119番通報、救急隊への情報伝達のシミュレーション訓練を救急講習の仕上げとして行いました!

    兵庫県立姫路聴覚支援学校の先生方は非常に積極的に取り組んでくださいました。今回の訓練は学校の先生方と消防機関との連携強化を深めるためのよい機会となりました。


    概要説明
    応急手当の模様
    心肺蘇生

    救急講習を実施(兵庫県立姫路特別支援学)

    兵庫県立姫路特別支援学校で教員の方を対象に救急講習を実施しました。胸骨圧迫やAEDの使用方法等の心肺蘇生法を講習し、多くの質問をいただくなど教員の方々に熱心に取り組んでいただきました。突然、心臓や呼吸が止まってしまった場合、救命講習の開始が遅れるにつれて、命を助けることは急速に困難になり、1分1秒でも早い応急手当の開始が重要です。家族や友達、知人が倒れてしまった時、1番近くにいるあなたにしか出来ないことがあります。その場に居合わせた「住民」から「救急隊」へ、「救急隊」から「医師」へ、命のバトンを引き継ぐために、一人でも多くの住民が勇気をもって何か一つでも行動に移し、救命の第一走者として、「救命のリレー」をスタートさせましょう。

    救急講習の模様

    花粉症について

    花粉症とは花粉が体内に侵入することでアレルギー反応が生じる病気です。症状は主に鼻水、咳、目のかゆみがあります。外出時だけでなく建物の中でも衣類に付着した花粉が滞留しています。花粉はさまざまな種類の花粉があり、春だけでなく1年中注意する必要があ るため、外出時にマスクや帽子、スカーフを使用し、帰宅時には手洗いうがいをすることで花粉との接触のリスクを下げることができます。また、日常のセルフケアだけでは十分に抑えることが難しい花粉症も、症状がでて早いうちに鼻炎薬を服用することで症状を緩和することができます。病院を受診される際は症状に合わせて耳鼻咽喉科、内科、眼科で受診してください。

    急性腰痛症(ギックリ腰)について

    急性腰痛症とは不用意な前屈や重量物の挙上に際して起こる急激かつ激しい腰痛発作の総称です。症状は腰部に限局した痛みがあり、発症直後は体動困難になります。安静にすることで2から3日で自然に症状は軽快し、2週間で約90%が回復します。普段から腰に無理な負担がかからないよう姿勢に注意するとともに、腰回りの筋肉を鍛えることが大切です。

    救急車の適性利用について

    昨年の救急出動回数は26,567件で、これは姫路市消防局管轄内で年間、21人に1人が救急車を利用していることになります。また、救急搬送された約4割の方は、入院の必要がない軽症の方です。
    緊急性が低い場合は、かかりつけ病院や急患の人を診てもらえる救急告示病院へ問い合わせてください。病院まで行くのに寝台車や車椅子が必要な方は、当消防局が認定している患者搬送業者、いわゆる民間救急業者をご利用ください。
    救急車が必要か迷う場合は、「姫路市救急受診ガイド」をご覧ください。意識がなくなったり、片方の手や足に力が入らない、喋りにくいといった脳卒中が疑われるもの、胸が締め付けられるような強い痛みといった心筋梗塞が疑われるもの、大量の出血や呼吸状態が悪い時などは、緊急性がありますので、迷わず救急車を呼んでください。
    子どものちょっとしたケガや体調不良で病院に行こうか迷われた時は、小児科を対象にした医師や看護師に子どもの症状や病院受診の必要性などを相談できる電話相談窓口079-292-4874(ふくつう しんぱいなし)をご利用ください。また、兵庫県の相談窓口は♯8000で電話がつながります。

    119番のしくみと119番通報のポイントについて

    119番は一刻一秒を争う消火活動や救急、救助を求められる方のための大変重要な回線です。0180-997-007番にお電話していただくと、自動音声ガイダンスで災害の発生状況をご案内しています。
    救急車を呼んだ方がいいのか判断に迷った場合や病院の問い合わせは、パソコンやスマートフォンをお待ちの方は姫路市や消防局のホームページにアクセスして頂くと、「姫路市救急受診ガイド」へのリンクがありますの活用してください。
    子供の急病やケガに関しての相談は、079-292-4874にお電話して頂くと医療関係者から医療機関の受診の必要性や応急手当のアドバイスが受けられます。月曜日から土曜日は午後8時から午前0時まで、日曜日・祝日は午前9時から午後6時と午後8時から午前0時の間にアドバイスが受けられます。

    脳卒中について

    冬場の寒い時期にかけて増えてくる脳卒中について、お知らせします。
    脳卒中というのは、脳梗塞や脳出血など、頭の中で発生する病気の総称になります。特に有名なのが「後頭部をハンマーで殴られた様な痛み」と表現されることが多いクモ膜下出血です。
    一般に夏場暑い時期には、頭の中の血管内で血の塊などが詰まる事により起こる脳梗塞が多く、冬場の寒い時期には血管が裂けることによって起こる脳出血が多いと言われています。
    症状としては、突然の頭痛、吐き気、呂律が回らない、腕や足が動かないなどの麻痺症状などがあります。
    寒暖差から発生する脳卒中の予防策として、生活する上での気温の変化をなるべく少なくするということが必要です。温かい部屋から寒いトイレや脱衣所に行く時には、しっかりと防寒対策をして、それぞれの場所にも小型のヒーターなどを設置し、できるだけ温度変化を少なくしてください。入浴の際にも、先に浴室を暖めておき、湯船の温度も高くし過ぎないで40度以下にするようにしましょう。         

    子供の熱性痙攣について

    熱性痙攣が起こったときには、慌てずに落ち着いて、お子さんの状態をしっかり観察してください。例えば手足がガクガクとしているか、ピーンと強張っているか、そして嘔吐した場合は嘔吐したものがのどに詰まらないように顔を横に向け、呼吸ができるようにしてください。
    次に、できるだけ刺激を与えず、周囲の危険な物は遠ざけて、口の中に物を入れないように注意しましょう。
    熱性痙攣はほとんどの場合、5分以内で治まり、痙攣後に寝ていることが多いです。ただし、「痙攣が5分以上続いている」「痙攣は治まったが、なかなか意識が回復しない」「息が弱い」「顔や唇の色が紫色になっている」「激しい頭痛が続いている」といった症状が見られたら、救急車を呼んでください。

    インフルエンザについて

    インフルエンザは、主に寒くなる冬場において流行し、高熱などの症状が出ます。そして、救急現場においても今後流行とともに救急件数が増加することが懸念されます。
    インフルエンザの感染経路は、飛沫感染と接触感染があります。インフルエンザにかかると1日から3日の潜伏期間を経て38度以上の発熱や筋肉痛、関節痛、倦怠感といった風邪に似た症状が出ます。これらの症状が出たらできるだけ早く病院で診察を受けてください。インフルエンザにかかっている時は、水分の摂取も必要です。汗をかいたときや脱水症状の予防のためにもこまめに水分補給をしてください。
    日常できる予防対策としては、外から帰ったら手洗いとうがいをしてください。また、流行期には人混みをさけましょう。外出する際は、マスクの着用を心がけてください。また、乾燥しやすい時期ですので加湿器などで室内を適度な湿度に保ち、こまめに換気することも大切なことです。

    ヒートショックについて

    「ヒートショック」とは急激な温度差がもたらす体への悪影響のことで、冬場の寒い季節に多いのが特徴です。急激な温度変化によって、血圧が大きく変動することで、失神や心筋梗塞、脳出血などの脳血管障害を起こし、最悪の場合、命を落とす場合もあります。
    「ヒートショック」を防ぐためには、その急激な温度変化を避けることが重要です。例えば、お風呂であれば、入浴前に浴槽の蓋を外して、湯気で浴室内の温度を上げておいたり、脱衣所は暖房器具で暖かくしてから服を脱いだり、また、湯船に浸かる前にはかけ湯をしてから入ったりなどして、なるべく温度差による体への負担を少なくするよう心掛けてください。

    ハチ刺されについて

    ハチは黒色のものに敏感なので、黄色や白色といった明るい色の帽子をかぶるなどハチに襲われにくい服装をしてください。もし刺されてしまった場合は、速やかにその場所を離れ、傷口を洗い患部を冷却してください。
    ハチに刺された方で、意識がなくなったり、呼吸困難をおこしている場合は、アナフィラキシーショックが疑われますので、まず救急車を呼んでください。次に、嘔吐を起こす可能性があるので、嘔吐物が喉に詰まらないように顔を必ず横向きにしてください。そして、呼びかけを継続して反応の確認を行うようにしてください。反応がなくなれば心肺蘇生法を実施してください。

    急性アルコール中毒について

    急性アルコール中毒とは、大量のアルコールを一度に摂ると、血液中のアルコール濃度が急激に上昇し、一気に「泥酔」や「昏睡」状態になり、場合によっては、呼吸困難など、危険な状態を引き起こすことです。さらに泥酔状態で嘔吐をすると、それが詰まって窒息することがあります。
    お酒は自分のペースで飲み、無理をしないようにしましょう。また、泥酔者がいれば、酔いがさめるまでは一人きりにせず、必ず誰かが付き添うようにしてください。

    食中毒を防ぐための対策について

    食中毒は、その原因となる細菌が付着した食べ物を食べることによって、体内に侵入し、下痢や腹痛、発熱、吐き気などの症状が出る病気のことです。食中毒を防ぐためには、細菌を食べ物に「つけない」、食べ物に付着した細菌を「増やさない」、食べ物や調理器具に付着した菌を「やっつける」という3つのことが原則となります。
    まず、1つ目は、細菌などを食べ物に「つけない」。これはよく手を洗うということです。手洗いは食中毒予防の基本です。
    2つ目は、食べ物に付着した細菌を「増やさない」。これは食べ物を低温で保存するということです。細菌の多くは高温多湿な環境で増殖が活発になりますが、10度以下では増殖がゆっくりとなり、マイナス15度以下では増殖が停止します。食べ物に付着した菌を増やさないためには、食べ物を低温で保存することが重要です。
    最後に3つ目は、食べ物や調理器具に付着した細菌を「やっつける」。これは加熱処理をすることです。ほとんどの細菌は加熱によって死滅しますので、肉や魚はもちろん、野菜なども加熱して食べれば安全です。
    「つけない」「増やさない」「やっつける」この3つの原則を守って頂き、食中毒を予防してください。

    救急の日・救急医療週間について

    毎年9月9日は「救急の日」、また、「救急の日」を含む9月9日から9月15日までの一週間が「救急医療週間」となっています。
    この「救急の日」及び「救急医療週間」は、救急医療や救急業務に対する市民のみなさんの正しい理解と認識を深め、あわせて、救急医療関係者の意識の高揚を図ることを目的として定められたものであり、毎年、全国各地で救急に関するさまざまな行事が開催されています。姫路市消防局でも心肺蘇生法や初期消火などを学ぶことができる『救急・消防フェア』を開催しておりますのでぜひ興味がある方は参加してみてください。

    低温やけどについて

    低温やけどは、40度から60度くらいの比較的低い温度の熱源に、長時間触れることで生じます。その原因の多くが、カイロや、湯たんぽなどとなっています。
    熱湯などがかかることで起こる普通のやけどは、傷が見た目に表れているため、ほとんどの場合、すぐに治療を行います。一方、低温やけどは、低い温度でゆっくりとダメージを受けるので、熱さや痛みを感じにくく、気がついたときには皮膚の深い部分まで損傷が進んでいることが多いため、治すのにも時間がかかります。重症になりますと、皮膚の細胞の一部が死んでしまう場合もあります。しかし、強い痛みを感じないために、軽症だと勘違いしてしまいがちですので、低温やけどかな、と思われた場合は、早めに医療機関を受診してください。
    低温やけどを起こした場合の応急処置としては、自分で水ぶくれを潰したり、皮膚に軟膏などを塗ると、傷口から雑菌などに感染するおそれがありますので、自己流の手当ては避け、適切に医療機関を受診し、医師の指示に従って治療してください。カイロや湯たんぽは、寒い冬には活躍しますが、その半面、使い方を誤るとケガをするおそれがありますので、使用方法や使用時間には十分ご注意ください。

    心停止の予防について

    心停止の予防とは心停止や呼吸停止を未然に防ぐことです。小児では乳幼児の手の届くところに気道異物となるおもちゃ等を置かないようにし、窒息や溺水「交通事故などによる不慮の事故を防止することができます。成人では心筋梗塞や脳卒中発作時の異変を感じ、容態が悪化する前に医療機関で治療することが重要です。

    一酸化炭素中毒について

    換気をしないままガスが燃えることで空気中の酸素が不足し、不完全燃焼により一酸化炭素が発生します。一酸化炭素は毒性が強く無色・無臭です。症状は頭痛、吐き気、耳鳴りなどがあり、重症になると死に至ります。予防対策としては十分な換気を行うことです。火器設備や器具を使用する場合は定期的な換気と体調に異変を感じた場合には作業をすぐに中断しましょう。

    ふぐ毒について

    日本では毎年約20名がふぐ中毒になっています。ふぐ中毒の症状は食後から20分から3時間までに唇がしびれはじめ頭痛、激しい嘔吐、次第に呼吸困難や血圧の低下を生じます。その後全身の麻痺が生じます。有毒部位は種類によって異なり、専門的な知識を要するため素人による調理は控えましょう。

    低体温症について

    低体温症とは体の中心の体温が35.0度以下になることで体の機能を正常に維持できなくなる病気です。症状は体の震えや意識障害などがあります。症状が悪化すると心肺機能の停止となります。低体温症の悪化を防ぐために体が冷え、震えているうちに適切な対処をすることが重要です。予防策としては冷たいものとの接触を避け、衣類が濡れている場合は脱衣して体温の低下を防ぎましょう

    救急救命士について

    救急救命士は医師の指示のもと点滴や薬剤の投与、器具を用いた気道確保を実施することが認められる国家資格を持っています。救急救命士資格は消防職員となってから取得するのではなく、救急救命士の学校や専門学校で国から指定された課程を修了し、国家試験を合格することで習得することもできます。

    心筋梗塞について

    脳卒中とは、「脳梗塞」「脳出血」「くも膜下出血」を合わせた総称です。日本の脳卒中による死亡者数は年間13万人です。発症すると永続的な後遺症が残存する可能性があり、寝たきりの原因では第1位です。脳卒中を発症すると、いままで血液によって運ばれていた酸素や栄養が脳細胞に行き渡らなくなるため、発症した瞬間から時間が経つにつれて、脳細胞はどんどん死滅していきます。予防策としては塩分を控えた食事でコレステロールを減らす、適度な運動をする、定期的な脳ドックの受診することでリスクを減らすことができます。

    アレルギーについて

    アレルギーとは特定の物質に過剰に反応し、湿疹や喘息、鼻水、呼吸困難の症状がでる病気です。原因は食べ物だけでなく花粉、カビ、薬と身近にあり、日本では全人口の約2人に1人が何らかのアレルギーをもっています。アレルギーは年齢を問わず急に発症することもあるため食事の際など違和感があれば病院の受診を勧めます。予防対策としてはアレルギー反応の検査を受け、自分がアレルギー反応を起こす物質を把握し、日頃から口にするものや触れるものに注意することでリスクを減らすことができます。

    めまいについて

    めまいにはさまざまな種類があり、ふわふわ感じたり、ぐるぐるかんいたり、目の前が暗くなったりと感じ方もそれぞれです。いずれの症状がでた場合でもまずは安静にし、立っている場合は座ったり横になったりして安静にしてください。その後水分補給等を行っても改善されないもしくは頻繁に繰り返される場合であれば病院への受診を勧めます。

    血圧について

    心臓から送り出される血液が全身へと流れていく際、動脈の内側にかかる圧力のことです。血圧が高い状態が続くと、血管にいつも強い圧力がかかることで血管の壁は気づき、次第に厚く硬くなります。低血圧は原則として治療の必要はないとされますが、立ちくらみ、めまいなどの症状が見られます。高血圧の予防策として、タバコを控える、適度な運動、適度なお酒、食生活の見直しがあげられます。

    ドクターカードクターヘリについて

    ドクターカーとドクターヘリは早期に医師による観察・評価・処置を行い、救命率・社会復帰率向上と後遺症の軽減を目的として運用されています。現在、姫路医療センターがドクターカーの運用、ドクターヘリは県立加古川医療センターが運用を行っています。

    動物に咬まれたときの対処法について

    動物に嚙まれた際はまず流水に噛まれた患部を5分程度洗い流し、それでも血が流れている場合には清潔なガーゼやタオルを使用して患部を圧迫止血してください。病院へ受診される際は基本的には救急外来での受診を勧めます。特に高齢者の方や基礎疾患の方は免疫力が低下しているため重症化の可能性がありますので注意してください。

    心電図について

    心電図とは心臓が出す微弱な電流を増幅し記録する検査です。主に脈の乱れによる不整脈や狭心症、心筋梗塞といった虚血性心疾患の判断のために使用します。救急車には3点での心電図とより詳細になる12誘導心電図をとることができます。

    糖尿病について

    糖尿病とはインスリンの作用が十分でないためブドウ糖が有効に使われずに、血糖値が高くなっている状態のことです。糖尿病は、その原因により4つのタイプに分けられます。1型糖尿病、2型糖尿病、特定の原因によるその他の糖尿病、妊娠糖尿病があります。糖尿病の予防策として、バランスの取れた食事を適切量取ると適度な運動です。

    のどに異物が詰まった時の対処法について

    のどに異物が詰まった時に最も問題となることは呼吸ができなくなることです。詰まったものが小さく呼吸ができていた場合は無理に取り除かず、すぐに病院へ連れていきましょう。呼吸が感じられない場合はすぐに救急車を呼んでください。のどに詰まったものが目視できる場合でも奥に押し込んでしまう場合があるため無理に押し込まないでください。咳を促す・背中を叩く方法(背部叩打法)・腹部を押し上げる方法(腹部突き上げ法)で異物除去を行う方法がありますが、背部叩打法や腹部突き上げ法による異物除去は臓器が損傷することもあるため異物除去ができた場合でも病院の受診を受けてください。姫路市消防局では背部叩打法や腹部突き上げ法について普通救命講習会で説明させていただきますので興味がある方はぜひご参加ください。予防対策としては一口を小さくしたり、柔らかくしたりすることでリスクを下げることができます。特に高齢者の方は物を飲み込む力が落ちますので注意してください。

    救急講習の実施について

    保育園で保育士さんを対象に救急講習を行いました。初めに姫路市消防局の救急概況について知っていただき、救命の連鎖を担っていただくため、胸骨圧迫の方法、AED(自動体外式除細動器)の使い方を習得していただきました。みなさんとても熱心に受講され、救命に対する意識の高さが感じられました。

    市民のみなさんも、万が一の緊急事態に備えて、適切な応急手当を学び、日頃から身につけておきましょう。

    救急概況の説明
    救命の連鎖を説明
    AEDを活用

    消防局インスタグラム(@himeji_fd.119)救急コーナー

    姫路市消防局では、新たな広報ツールとしてインスタグラムを開設し、消防に関するさまざまな情報を発信していますので、公式インスタグラムをご覧ください。

    姫路市消防局カレンダー

    消防局カレンダーを火災活動のページに掲載していますので、ご覧ください。

    お問い合わせ

    姫路市役所消防局中播消防署中播消防署

    住所: 〒679-2214 神崎郡福崎町福崎新404-2

    住所の地図

    電話番号: 0790-23-0119 ファクス番号: 0790-22-0119

    電話番号のかけ間違いにご注意ください!

    お問い合わせフォーム