姫路市立中学校及び義務教育学校(後期課程)の休日の部活動を、地域においてスポーツ・文化芸術活動を行う地域クラブ活動へ段階的に移行する取組みが始まりました。
姫路市立中学校・義務教育学校では、35校で429の部活動(令和5年5月現在)がありますが、今後、少子化により生徒数や教員数が減少する中で、各学校において部員数が減少し単独でチームが組めないこと、部活動数が維持できず減少することで、希望する部活動を選択できなくなること等、学校単位による部活動の持続が困難になることが想定されます。また、本市では、学校規模や競技により部活動数に差があり、生徒の入学する学校、希望する種目によって選択肢に大きな格差が生じています。
また、休日を含めた指導など、部活動は教職員の献身的な勤務によって支えられており、大きな業務負担になっている実態もあります。
これらの課題を解決し、本市の中学生が将来にわたってスポーツ・文化芸術活動に継続して親しむことができる機会や環境を確保していくためにも、地域移行等の部活動改革を推進していくことが必要になります。
社会教育法上の「社会教育」の一環として実施される学校外の活動で、運営団体・実施主体は地域のスポーツ・文化芸術団体等で、生徒の指導は、運営団体や実施団体の指導者が担います。
国(スポーツ庁・文化庁)の方針に沿って、姫路市も令和8年(2026年)の中学校総合体育大会以降(中学校1・2年生が部活動の中心になる時期)を目途として、休日の学校部活動の地域移行を目指しています。
そして、学校管理外で行う新たな地域クラブ活動「姫カツ(姫路市中学生スポーツ・文化芸術活動)」を設立することを目指しています。
令和5年度から7年度は、改革推進期間と位置づけ、学校や市内の関係団体等との連携協議を重ね、実現可能な部分から実証(モデル)事業を行い、姫路市の実情に応じた地域クラブ活動のあり方を検討していきます。
姫路市と学校・関係団体が連携して設立・運営する新たな地域クラブ活動です。
市内の競技団体やスポーツクラブ21、スポーツ少年団などの関係団体が運営し、各地域クラブ活動の指導は、地域の指導者(指導を希望する教職員を含みます)が行います。
合同練習型、部活動移行型、体験型といった地域や競技の実情に合わせて、全市・ブロック・近隣校区同士の学校の枠を超えた活動単位や校区単位による地域クラブ活動として行うことにより、現在の学校部活動をめぐる課題を少しでも解決し、多様なニーズに応じた子どもたちのスポーツ・文化芸術活動の機会を確保することを目的とします。
まずは、休日の学校部活動を地域クラブ活動に移行し、姫カツや既存のクラブチーム等のさまざまなスポーツ・文化芸術の地域クラブ活動から自ら希望する活動を選択して取り組める体制をつくることを目指しています。
ただし、総体・新人戦などの中学校体育連盟(中体連)主催の大会や文化部のコンクールは、これまで通り、学校部活動として出場することも想定されるので、各競技の大会等に影響がない休日の活動を中心に移行することになります。
地域クラブを新たに設立し、今年度より活動開始
学校部活動を地域クラブの活動に移行
中学生の多種多様なスポーツ・文化芸術活動への参加機会を確保するための方策と、働き方改革を踏まえた部活動の在り方について協議・検討し、新たな地域クラブ活動による持続可能な体制や環境の構築に向けた情報共有と協議を行う。
回 | 開催日 | 場所 |
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第1回 | 令和5年5月19日(金曜日) | 姫路市役所北別館2階 中会議室 |
第2回 | 令和5年12月12日(火曜日) | 姫路市役所北別館2階 中会議室 |
第3回 | 令和6年3月15日(金曜日) | 姫路市役所北別館2階 中会議室 |
姫カツ水泳競技 実証事業(令和5年度)
部活動地域移行に係るアンケート調査結果(令和5年7月実施)
姫路市立中学校・義務教育学校後期課程 部活動一覧
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