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姫路科学館・昆虫マンガ「カブちゃん」第36話

カブちゃんは、「姫路科学館だより」に掲載されている4コマ漫画です。

第36話~カブミちゃんノーベル賞をとる!?~

カブミちゃんノーベル賞をとる!?

バッタ博士のミニ知識【ノーベル賞って?】

 ノーベル賞は、特に自然科学の分野ではもっとも栄誉のある賞として話題になります。毎年12月10日に授賞式が開催され、10月にその年の受賞者が発表されます。
 ノーベル賞がはじめて授与されたのは1901年のことです。日本人で最初に受賞したのは湯川秀樹博士で1949年のことでした。その後、自然科学系(物理学、化学、医学生理学)の 分野では、20世紀中に6人が受賞しました。平均すると10年にひとり程度の受賞となりますから大変希少なことです。
 しかし、21世紀に入り、すでに9人が受賞し日本人の自然科学への寄与の大きさが認められています。
 特に、今年、ノーベル化学賞の受賞が決まった鈴木章、根岸英一両博士の研究は、「カブちゃん一言」にあるように、新しい材料を生み出す手法として現代社会で広く応用されています。
 ノーベル賞は、ダイナマイトの発明者であるアルフレッド・ノーベルの遺言により「人類のために最大たる貢献をした人々に」贈られるものです。  日本からもこのような貢献をする科学者がさらに多く輩出されることが望まれます。