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天体写真と観測報告「いろいろな惑星状星雲(2005年)」

 惑星状星雲は星の寿命の最期に、星が周囲に吹き飛ばしたガスが見えているものです。
 それぞれ特徴的な形をしており、個性的な愛称で呼ばれているものもあります。ここに掲載した写真はいずれも比較的明るいもので、NGC番号がついているものです。

 いずれの写真も縮尺は同じです。
 一番左下のキャッツアイ星雲の視直径は5.8'と、ここに載せた他の星雲のおよそ3倍以上あります。明るさはいずれも9等級程度です。さすが90cm、いずれも露出時間はせいぜい1分程度で、容易に写すことができました。

2005年10月~11月
姫路科学館90cm反射望遠鏡+Canon EOS 10Dで撮影

青い雪だるま星雲青い雪だるま星雲(NGC7662)
雪だるまというよりは、海の妖精クリオネのようにも見えますね。
土星状星雲 土星状星雲(NGC7009)
よ~く見ると左右に伸びた「環」のような「うで」が見えます。
まばたき星雲 まばたき星雲(NGC6826)
あたかも目玉のように見えます。
いるか座のNGC6891いるか座の惑星状星雲(NGC6891)
他の3つに比べると小さいです。
6543_キャッツアイキャッツアイ星雲(NGC6543)
りゅう座の黄道の北極付近にある、比較的大きな惑星状星雲です。
エスキモー星雲エスキモー星雲(NGC2392)
ふたご座にある惑星状星雲です。写真の大きさはそろえてありますが、キャッツアイ星雲の9倍ほど大きいので中の構造が見えます。
2013年2月11日 90cm反射望遠鏡+ニコンD7000