準惑星や小惑星は遠くて小さいので、1枚の画像では、他の星と区別がつきません。そこで、1日おいて撮影した画像を比べて、太陽の周りを公転して動いている天体を探します。
- 2016年4月30日 21時35分~(180秒)
- 2016年5月1日 21時18分~(300秒)
- 18cm屈折望遠鏡(焦点距離1800mm)+冷却CCDカメラ(STL-1001E)
水色の矢印の先がマケマケです。隣の黄色の線でつないだ3つの星と比べると、わずかに動いているのが分かります。
地球から77億7千万kmほど離れていて、明るさは17等星です。
また、白い矢印の天体も1日たつと動いています。
- 4/30の画像を赤、5/1の画像を青に割り当ててカラー合成
偶然写っていた別の小惑星は、調べてみると「164 エバ」でした。こちらは火星と木星の間にある小惑星帯にあって近いので、同じ1日間でも、移動する速さが違います