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天体写真と観測報告「ハーゲンローザー彗星(168P)」

 ハーゲンローザー彗星は、1998年に発見された彗星です。約7年の周期で太陽の周りを公転しています。2012年は秋の星座の中を移動していて、撮影した時には「ぺガススの四辺形」のそばに見えました。
 この彗星は、太陽に一番近いときでも地球と太陽の間の距離の1.3倍ほど離れているのであまり明るくは見えませんが、短い尾も見えて「ほうき星」らしい形に見えました。

ハーゲンローザ彗星

2012年10月12日21時30分頃

  • ペンタックス10cm屈折望遠鏡(400mm)+ニコンD7000
  • Photoshopで画像処理

 11月になって、ハーゲンローザー彗星は核が分裂をはじめたようです。写真に撮るとかなり暗くなっていて、心なしか尾が広がっているようにも見えます。

11月のハーゲンローザ彗星

2012年11月12日21時10分頃

  • ペンタックス15cm屈折望遠鏡(1800mm)+ニコンD7000
  • Photoshopで画像処理