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天体写真と観測報告「国際宇宙ステーションの通過」

 国際宇宙ステーション(International Space Station/ISS)は、地球の上空約400kmを約1時間30分で1周しています。太陽電池のパネルなどが太陽の光を反射して、夕方や明け方に日本の上空を通る時期に、明るい小さな光の点が空を横切っていく様子が見られます。
 小さな光の点に見えても、実際の大きさはサッカーグランドほど。中に6人の宇宙飛行士が暮らしていて、時々日本人宇宙飛行士が滞在することもあります。

 定期的に見えるわけではないのと、見る地域によって空の上で見える方角が違うので、見たい方は「人工衛星を見よう」のページや、JAXAのホームページなどで調べてみてください。

写真が点線に写っているのは、宇宙ステーションが点滅しているのではなくて、写真を撮影する時に、シャッターの開け閉めを繰り返しているためです。

2016年12月19日の国際宇宙ステーション

  • 2016年12月19日 18時33分
  • 90cm反射望遠鏡(4500mm)+ニコンD7000
  • 1/1000秒露出
  • 当日は、静岡大学の超小型衛星「STARS-C/はごろも」がISSから放出されるのを狙いましたが、感度が足らなくて写りませんでした…

2015年4月23日の国際宇宙ステーションの通過

  • 2015年4月23日 19時15分~17分
  • 18mmF5+ニコンD5100
  • 1/2秒露出を合成
  • 姫路科学館の上、そして北斗七星の中を、西から東へ通過していきました

2014年10月27日の国際宇宙ステーションの通過

  • 2014年10月27日 17時57分~18時
  • 8mmF4+ニコンD5100
  • 1秒露出を合成
  • 明るいISSの軌跡に沿うように見える暗い軌跡は、ISSから分離した補給船プログレス(56P)です。

2014年4月25日の国際宇宙ステーションの通過

  • 2014年4月25日 19時45分~50分
  • 8mmF4+ニコンD5100
  • 2秒露出を合成
  • この頃は、若田宇宙飛行士が船長として乗っていました。

2013年10月28日の国際宇宙ステーションの通過

  • 2013年10月28日 18時10分~12分
  • 16mm~55mmズーム+ニコンD5100
  • 1秒露出を合成
  • 中央の宇宙ステーションの光跡の下に写っている点線は、宇宙ステーションから離れたばかりのATV-4(無人の補給船)です

2013年4月26日の国際宇宙ステーションの通過

  • 2013年4月26日 19時58分~59分
  • 16mm広角ンズ+ニコンD7000
  • 1秒露出を合成
  • 中央の宇宙ステーションの光跡の下にかすかに写っている点線は、ドッキング間近のプログレス宇宙船(無人の補給船)です

2013年4月8日の国際宇宙ステーションの通過

  • 2013年4月8日 18時56分~59分
  • 16mm広角ンズ+ニコンD7000
  • 1秒ごとに撮影したものを合成